
『ダスト』 ヒュー・ハウイー



『ダスト』上・下
ヒュー・ハウイー
3部作の最終章。
ジュリエットは、隣のサイロの生き残りの人々を救うために、
サイロとサイロをつなぐトンネルを掘る計画を立てた。
サイロの秘密を知ってしまった以上、ゆっくりしてはいられない。
同時にサイロの外の空気を調べる為にジュリエットは防護服を着て、
サンプルを取るために再び外に出た。
今度は仲間がいる。上手くいくはずだ。
しかし、そんな革命を起こそうとしているサイロに対して、
絶望的な命令が下されるのだった。
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これはもう、映画化が待ち遠しいです。
最後まで読むと、すべての疑問も矛盾も何もかもが合致して、
むずむずしてた気持ちがバッチリスッキリ晴れます!
ネタバレした~~~~~い!!!
すごいスケールの話なんだけど、
「いやいやいや、それはさすがに無いでしょ!!」
と思う冷めた目でみてしまうところが無いんですよ。
「それやっちゃったらファンタジーになっちゃう!」
って思わない。
今の化学を持ってしたら、
近未来に本当に実現しちゃいそうだから
面白いし、恐いし、希望も持てる。
って感じ?????
いろんな犠牲を払ってたどり着いたその場所には
どんな景色が見えてるのか、
自分が主人公になった気分で想像してみたら、
夢と希望と覚悟に満ちあふれました。
しかし、息の詰まる・・・
これホント、酸素が足りない気分になるけど、
愛と友情、母性、本能、生きる力、化学・・仲間・・・・。
すべてが描かれてて完璧だと思う。
会う人みんなにお勧めしたい、
面白い作品でした~。