
映画 『グリーンブック』


映画 『グリーンブック』
人種差別が色濃かった1960年代のアメリカで、
黒人ピアニストが8週間のコンサートツアーに出る。
黒人差別がとくにヒドいとされる南部への長旅、
高級クラブで用心棒をしていた白人の男に
運転手兼ボディーガードを高賃金で任せることになる。
育ちの良い黒人と品の無い野蛮な白人が
困難に立ち向かいながら友情をはぐくんでいく。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
めちゃくちゃ良い話だった~~。
これ、実話なんだね、映画みたいな話だわ。
って、映画になったね。(笑)
まるで正反対の二人が
お互いをどんどん理解し合って
どんどん仲良くなっていく。
黒人に対する差別が厳しかった頃の話で、
それを乗り越えながら危険な旅をし続けて
そこに音楽を届け続ける。
私は差別がどんな物なのかぴんとこなかったけど、
黒人はクラシックを弾かせてもらえないとか、
トイレも別、レストランもホテルも・・・・
残酷なことです。
黒人が集まるジャズバーで
このピアニストが普段弾けないクラシックを弾いた
ってシーンが、すごくジーンと来てしまった。。。
理不尽にはじかれるやりきれなさ、
そんな場所に自ら乗り込んで冒険することの意味、
心に無かった物を得られたときの感動、
ほろりとなったり、
クスッとなったり、
深く考えさせられる映画でした。
うまく伝えられないけど、
いろんな人に観て欲しい、
って思う映画です。