
『風のマジム』 浜田マハ

『風のマジム』
浜田マハ
ある企業で契約社員として働いているマジムは
毎日、会社帰りに祖母とおいしいラム酒を
飲みながらおしゃべりすることが楽しみになっていた。
マジムは地元沖縄のサトウキビでラム酒を作りたい、
と思うようになった。
会社の新事業募集という企画を知り、
ラム酒造りの夢を実現させようと奮闘することになる。
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お酒好きの人にはたまらない話ですね、これは。
普通の派遣社員が、ふと思いついた
大好きな地元のサトウキビで
大好きなお酒を作って飲んでみたい。
というささやかな夢。
それが敵うチャンスが訪れるっっちゅうんだからよ。
そんなこと言ったら、
私だって、
テニスコート作って
その隣でクラブハウス兼オシャなカフェ経営
ってのをやってみたいというささやかな夢あるし(-_-)
そんなことが実現するような、
すんごいチャンスが舞い込んでこないかな~
って思うわよ。
でもそんなチャンスは100%ないから
夢で終わるんだけどね。
マジムの話は実際にあった話を元にしてるらしいので、
これはかなり夢と希望と勇気が与えられる。
その気になれば誰でも夢は叶うのだ、
と思わせてくれる。
めちゃくちゃいい話だった~~。
終盤、スタバで読んでて号泣したやつです。
おばあちゃんがまた、良いのよ~。
「おばあちゃ~~~~ん!!!」
ってなります。
ちょっとした恋愛話も織り交ぜたりして、
読み応えちょ~~あります。
是非、これ読んで、沖縄の風を感じてください。
そして、サトウキビ畑の真ん中で
「おばあちゃ~~~ん!!ありがと~~!」
と叫んだ気になってください。