
『コールド・ファイア』 ディーン・R・クーンツ

『コールド・ファイア』上・下
ディーン・R・クーンツ
いろいろな事件や事故の現場に突然現れ、
被害者を救出する謎の男、ジム。
たまたまその現場に遭遇した女性記者ホリーは、
その男の不思議な魅力に惹かれていく。
なぜジムは何度も現場に姿を見せられるのか・・。
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ジムは不思議な力を持っていて、
突然お告げが来て、
勝手に意識がその現場へと向かわせる、
そこで助けるべき人を助ける。
いつそのお告げが来るかは分からない、
だから常に身体を鍛え、
戦う術を身につけ、
射撃や運転技術なども高めている。
そんな、予知能力がある人って、
本当にいるのかしらね。
第六感、って良く言うけど、
まあ、偶然じゃないんすか?
って思ってしまう。
この物語は、そんな不思議な力を
生まれながらに持ってしまった男が、
子供の時に受けた酷い経験がきっかけで、
予知能力とは別の恐ろしい現象が現れてしまう、
って話で、
ホリーという女性と一緒に
その根源を見つけ出し、解決していく、
ってお話なんです。
子供の頃に両親を目の前でなくしてしまったショックで、
精神が分裂してしまって、
良く言う二重人格ね、
その二つの人格を統合させて一件落着
って、
まあ私の大好物の話でした。
現実にそうゆう人がいるのは分かってても、
実際に関わったことがないからね、
それに、いつ、自分がそうなるかも分からない、
だから、余計に面白い。
面白かった~。
読み応えありましたよ。