
『ピンクとグレー』 加藤シゲアキ

『ピンクとグレー』 加藤シゲアキ
小学生からの親友だった少年2人は
高校も一緒で、バンドも組んで、
スカウトされたときも2人一緒だった。
モデルの仕事から始まり、芝居もするようになった。
しかし、1人は売れ始め、どんどんとスターになり、
1人はバーターでしか仕事が貰えないようになる。
親友だった2人の仲は少しずつ亀裂が入る。
お互いの気持ちを思いながらも離ればなれになっていった青年達の
孤独でせつなく悲しい青春を描いた物語。
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また、のめり込んでしまった~~~~。
時を忘れて読みふけってしまいました。
カフェで何度も閉店に気付かない現象。
シゲアキ、ハマったわ~~。
親友がどんどん人気者になって、
お金持ちになっていって、
だけど自分はいつまで経っても売れない、
そうなると疎遠になってしまっても仕方ないよね。
でも、気持ちはすごく強い絆でつながっていたら・・。
せっかくスターになったのに、
積み上げた物ぶっ壊して(あれ、どっかで聞いたフレーズ)
親友に自分の地位を譲ってしまう様なこと、あるんかね~。
スターになれたとしても、
親友を失うのは死ぬほどつらい、ッて感じるのかな。
この物語の2人の少年はそこまで強い絆で結ばれていた
ッてことなんだけど・・・。
私だったらどうするかな~。
なんだか現実味がなさ過ぎて、想像できない・・・。
このスターになっちゃった方は、
子供の頃にお姉さんを亡くしている。
そうゆう事もトラウマとしてあるのだろうかね。
大事な人を亡くしたときの空虚感、絶望感、
年齢が小さければ小さいほど、
それはなかなか取り払うことが難しいのかな。
明るく振る舞っても、おちゃらけても、
孤独な気持ちがいつも心を支配している感じ?
幸せを幸せと感じない、逆に辛くなってしまう。
そうゆうことだったんだろうね・・・・。
脳天気に生きてきた私には良く分からないです。
でも、この物語の世界には入り込んだね。
衝撃の場面では思わず「え~~!!」って声が出ちゃった。
(あれは・・レイク3Fのスタバだったな)
さて、次のシゲアキは『閃光スクランブル』
お楽しみに~。