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『記憶の中の殺人』 内田康夫



『記憶の中の殺人』 内田康夫


作家の内田家の墓に謎の花が生けられてる、
その謎を解いて欲しいと相談された浅見光彦、
その墓に行ってみて分かったことは
隣の墓の花を誰かがこちらに移したと言うのだ。
そんな中、その、隣の墓の持ち主が殺された。
なんと被害者は光彦の兄の古い友人だった。
昔の軽井沢の記憶、
それが光彦の中からすっぽりと消えているのだが、
どうやらその消えた記憶の中に真相が隠されているようだ。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



これは有名なやつよね、
浅見光彦シリーズよ。

ドラマはもう何作も見てるわ。

けど、この作品はどうやらドラマにはなってなさそう。
光彦の小学生の頃の場面がやたらに出てくるから、
ドラマにはしにくいんだろうね。



この話は、光彦の兄、陽一郎が大学生のときの話が
深く関わっている。
別荘で同じ年頃の仲間と仲良くやっていたのが、
ある女性を巡ってトラブルが起きる。

それと同時に、その父親の事業も絡んできて、
女性も、父親も、不幸な死に方をしてしまう。

それが、二十何年も経って事件に関係してくる。



男女のトラブル、って言ったら、やっぱ、
子供の存在ってなるよね、
子はかすがいって言う言葉あるけど、
逆のパターンもあるから。

この物語は、子はかすがいじゃなくて、
子はわずらい、って話だったね。

ほんとは、子供には罪は無いのよ。




良くある話で、

生き別れた兄妹が、兄妹とは知らずに恋に落ちる、

まさにこれだ。



そのせいでまたトラブルが起きる、
不幸の連鎖。



本人は何も悪くないのにね、で、
事件が起きてしまったのよ。



光彦は子供の時、軽井沢で何かを見ていたんだけど、
ショックが大きすぎて、記憶から消してしまっていた。

それを思い出して事件を解決するのよ。




人間って、すごくショックなことが起きると
本当に忘れてしまうのかしら。

実際に見たことも聞いたことも無いけど、
(そんなのテレビでしか見たこと無い。)

記憶喪失ってやつよね。



まあ、嫌な記憶なんて無くていいけど、
大事なことまで記憶から欠けてしまったら困る。

あ、私、最近、けっこう簡単に喪失してるかも、記憶。
まあ、これは年のせいで、いわゆる、ボケなんだけど。

ああ、もしかしたら、忘れてる記憶の中に、
とんでもないお得な情報が隠されてるかも~。

思い出すには・・・・・、
一旦戻るか。。





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きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
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 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚4年目・娘一人】
【K子/幼稚園教諭5年目】
【N子/社会人1年目】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル・享年12才】
【あきら/トイプードル・15才】
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【やすお/義父.自営会長】
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【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
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