
『永遠の0』 百田尚樹

『永遠の0』 百田尚樹
26才ニートの健太郎は、フリーライターの姉と共に
終戦間近で特攻隊で死んだ実の祖父の事を調べはじめた。
祖父は臆病者と言われていたが真実はどうだったのか・・・。
とまどいながらも調べを進めていく二人。
驚くべき事実を知ることになる。
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いや~~~~
泣いた。
だから嫌なのよね、戦争の話は。
今まで避けて通ってた『永遠の0』だけど、
フリマで売ってたらついね、手に取っちゃって。。。
最近テレビで映画やってたからね、
やっと読む気になった。
臆病者と言われた宮部という男・・
最高にかっこいい男だったね。
(岡田君がかっこいいからじゃないよ)
そうゆう事じゃなくて、
飛行機の操縦はちょ~~~~~~上手い、
対戦なら絶対に負けない、生きて帰ってくる。
まあ、勝てない戦いはしない主義ってものある。
無理はしないってこと。
生きてるからこそなんだ、っていう考え。
生きてればまた敵を打ち落とすことが出来る。
かなりの数を打ち落としているにもかかわらず
絶対に自慢したりしない。
トレーニングもこっそりする。
後輩に対しても、先輩に対しても分け隔て無い態度。
仲間を大事にする。
部下を大事にする。
だれに何と言われようと、自分の考えを貫く。
そして、
家族を心から愛してる。
あ~~~~~また泣きたくなってきた。。。。
かっこいい男だよマジで。
平成のこの世の中にこんな男、
いますか?
まあ、戦争の時代と平和な時代を比べちゃいけないけど、
惚れるわ~~~~、宮部さん。
で、残された奥さんは再婚するんだけど、
またその再婚相手もいい人~~。
宮部と共に特効に一緒に出てて、
生き残ったのがその人なんだけど、
宮部の望みを引き継いで、
生涯かけて家族を大事にしたよね。
戦争で前線で戦った人って言うのは
深みがあるね~。
宮部の事を語ってくれた何人かの老人達も、
つらい経験を乗り越えて立派に生きてる。
健太郎のことを宮部の孫だと知って抱きしめた戦友もいた。
戦友というか、ライバルだったんだけどね。
でも、その老人の気持ち・・・・う・・・・ううう・・・・
また泣きたくなってきた・・・。
もう一回、映画、ちゃんと見ようかな・・・。