
『ループ』 鈴木光司

『ループ』 鈴木光司
ホラーサスペンス
『リング』『らせん』につづく完結版だそうで、
この永遠に続く貞子の話が終着するのかどうか、
って話でした。
また説明・・・雑だね・・すんません・・・。
『リング』も『らせん』も、
映画見たわけじゃなく、
原作読んだわけでもないんだけど、
貞子ってやつが、ず~~~っと私たちを脅かして、
今後もず~~っと脅かし続けるのだよな~~、
くらいには何となく認識してたわ。
『ループ』って題名だけで判断すると、
な~~んだ、結局やっぱり解決しないんじゃね?
って思いながら読んだよ。
でも、貞子がどうのこうのではなく、
この『ループ』にはかなり引き込まれました。
『リング』『らせん』を知らなくてもおもしろい。
ネタばらすね。
すんごいスーパーコンピューターがあって、
そのコンピューターの中で生物をつくりあげ、
さらにヒト、さらに人間、家族、社会、・・・と、
もう一つの地球のような物を作って実験をしていた。
ヒトの遺伝子を全て記号で表せることで、
コンピューターで作られた遺伝子のクローンを
実際の人間社会に産ませることに成功。
そもそも、なぜ、そんなことをしたのかというと、
コンピューターの中の人間社会に突如、
ガンウイルスという物が発生してしまい、
それが実際の人間にまでウイルスが蔓延するようになり、
すごい早さで地球上の人間がウイルスに感染、
発病してしまうと100%死ぬ。という。
これをなんとか食い止める方法は、と
コンピューター内で、ある男だけが抗体を持っていたことが分かったので、
その男の遺伝子を現実の社会に作り上げ、
研究すればよい、と。
時間はかかるがそれしか方法がないのだと。
貞子がどこに出てくるんじゃ~~!
って感じでしょ?
出てくるんだけど、結局、貞子のことは解決しないのよ。
ほ~~ら、『ループ』、堂々巡り、終わらな~い。
ま、でも、少しは光が差して終わります。
安心してください。
(とにかく明るい・・)
ホラーというより、ファンタジーでしたね。
私、こうゆうの大好きなので良かったわ~。