
『民王』 池井戸 潤

『民王』 池井戸 潤
総理大臣の父と、大学生の息子が
ある日、突然入れ替わってしまった。
漢字の読めないバカ息子が国会に立ち、
就活ではバカな面接官に物申してしまう父親、
なぜ、自分たちは入れ替わってしまったのか、
誰の仕業で、何が目的なのか、
窮地に立たされながらも真相を暴き、
そして自分を見つめ直し新たなスタート地点に立つ、
ドタバタな親子の物語。
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これまた、連ドラやるみたいですね。
それを知って、(知らないで買ってた)
慌てて読んだ。
また~~???
池井戸さんじゃ~~~ん?
ってなりそうだったけど、
これはそんなに堅苦しくない、どちらかというとコメディだね。
あっという間に読んじゃうくらい、
簡単で、楽しい内容だったよ。
そんで、ちょこっと、心温まる。
二人の人間が入れ替わっちゃう、って話なんて、
今までにもたくさんあったと思うけど、
それはほとんどがファンタジーな話で、
霊的な物だったり、スピリチュアルとか第六感とか、
まあ、あり得ない話だから非現実で面白い、
って言うもんだったけど、
これはちょいと違います。
科学的、サイエンス、
脳科学で研究され、臨床実験もすんでいて、
今の時代、これって起こりうる事なのか???
って思わせられちゃいます。
もし、これからあなたが
歯医者で治療をする予定なら、
気をつけてくださいね。
次の日にその歯医者が行方をくらましていたら・・・
あなたも誰かと入れ替わっちゃうかもよ~。