
『ここに地終わり海始まる』上・下 宮本 輝


24歳の志穂子は18年間の間闘病生活を送っていた。
奇跡の回復をとげ、病気を克服した志穂子。
入院中に届いた一枚の絵はがきが、志穂子を回復へと導いたのだ。
退院後、志穂子は慣れない生活の中で、二人の男性と出会い、
慣れない恋愛に悩み、一人の女性として成長していく物語。
6歳の頃から18年間も、
入院生活をしてた、この主人公。
24歳になり、
初めて一人で電車に乗り、
初めて一人で喫茶店に入り、
何もかもが初めて。
勉強だって、中学生くらいまでだろう。
そんな状況で、どうやって独り立ちしていくのか。
病気の種は、奇跡的に消えたとしても、
まだまだ体力もないし、普通の人が簡単に出来ることが、
志穂子にはすごく疲れる、って。
ピュアな志穂子に惹かれてしまうのよね~、男たちは。
モテモテなんだわよ。
二人の男の間でいろいろと思い悩み経験して、
志穂子は結局どっちを選ぶのか、
どっちを選んでも、多分、よかったな、って思う。
こうゆう、汚れのない、純粋ないい子
ってのは、変な男は近づいて来ないモンよね。
たとえば、
金髪で、化粧が濃くて、服装が派手
って感じの外見だと、
生活が乱れてる、かまってちゃん、
いい育ち方をしてない、
って印象でしょ。
そうゆう子には、
ろくでもない男が寄ってくるもんだ。
って話よ。
そうなると、親の努めって大事。
見た目で判断してはいけないかも、だけど、
見た目で判断つくことの方が多くない?
髪をだらしなくするのはやめなさい。
爪をきちんと切りなさい。
清潔な服装にしなさい。
言ったらキリがないけど、
時々親が見てあげて、軌道修正してあげることは大事ね。
(親がだらしないと意味無いが。)
手癖、足癖、口癖・・・
これも、気になったら言ってあげる。
自分にも言えることだけど、
意外と無意識にがさつだったり、汚かったりするんだよね。
けっこうそうゆうしぐさや行動って、
見てないようで、なんか、分かっちゃう。
身の程を分かってないとしても、
見た目、雰囲気、しゃべり方などをお上品にしておけば、
もしかしたら~~、
玉の輿~~~~。
って、私はいつも娘に言ってる。
じゃあ、自分はどうなんだって??
私は・・・
上品・・とは言えない・・・・。
はぁ~~~・・・・
上品じゃない私が、
上品なお嬢様を育てるには
無理があるね。
あ、本の内容、そっちのけになっちゃった。