『WOOL~ウール~』
ヒュー・ハウイー
地球が破滅し毒ガスで覆われ、
人間が地下144階のサイロで
生活するようになって100年以上、
外に出られる人はいない。
罪を犯し『清掃』の刑を科された物だけが
外に出ることが出来る。
だが、外に出ることは死を意味する。
機械工のジュリエットが『清掃』に出たが
消息が分からなくなり、サイロ内に衝撃が走る。
小さな世界で人類が生き残る方法、それは秩序。
限られた人しか読むことが出来ない『秩序の書』には
サイロに関する途方も無い秘密が隠されていた。
人々がそのことに気付き、
秩序が乱され反乱が起きたサイロは
生き残ることが出来るのか。
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面白すぎて続編買ってしまった。
映画にしたらすごいことになるよ。
是非映像にしてもらいたいです。
核シェルターとか、そうゆう物のドデカイやつ、
何千人もの人を収容出来て、何年も生きられる
そんな建造物あるんですか?
あるんです。
作ろうとしたら作れるんだろうな~
って思う。
めちゃくちゃお金かかるだろうし、
秘密に作り上げるのは大変なことだろうけど。
地下に閉じ込められて長年生活をしていくにあたっては
半狂乱にならないためにも、みんなが秩序を守り、
協力し合って、独自の法律にしたがわなくてはならない。
だけど、それだけではダメなんだよね。
じゃ、何?
人々の過去の記憶を消すこと。なのだよ。
面白いでしょ~~???
読んで欲しいよ~。
話題を共有したい~。
ま、でも、 続編がまだまだあるから、
読み切らないと語れない・・・。
あ~~おもしろい~~。
映画 『グリーンブック』人種差別が色濃かった1960年代のアメリカで、
黒人ピアニストが8週間のコンサートツアーに出る。
黒人差別がとくにヒドいとされる南部への長旅、
高級クラブで用心棒をしていた白人の男に
運転手兼ボディーガードを高賃金で任せることになる。
育ちの良い黒人と品の無い野蛮な白人が
困難に立ち向かいながら友情をはぐくんでいく。
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めちゃくちゃ良い話だった~~。
これ、実話なんだね、映画みたいな話だわ。
って、映画になったね。(笑)
まるで正反対の二人が
お互いをどんどん理解し合って
どんどん仲良くなっていく。
黒人に対する差別が厳しかった頃の話で、
それを乗り越えながら危険な旅をし続けて
そこに音楽を届け続ける。
私は差別がどんな物なのかぴんとこなかったけど、
黒人はクラシックを弾かせてもらえないとか、
トイレも別、レストランもホテルも・・・・
残酷なことです。
黒人が集まるジャズバーで
このピアニストが普段弾けないクラシックを弾いた
ってシーンが、すごくジーンと来てしまった。。。
理不尽にはじかれるやりきれなさ、
そんな場所に自ら乗り込んで冒険することの意味、
心に無かった物を得られたときの感動、
ほろりとなったり、
クスッとなったり、
深く考えさせられる映画でした。
うまく伝えられないけど、
いろんな人に観て欲しい、
って思う映画です。
『風のマジム』
浜田マハ
ある企業で契約社員として働いているマジムは
毎日、会社帰りに祖母とおいしいラム酒を
飲みながらおしゃべりすることが楽しみになっていた。
マジムは地元沖縄のサトウキビでラム酒を作りたい、
と思うようになった。
会社の新事業募集という企画を知り、
ラム酒造りの夢を実現させようと奮闘することになる。
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お酒好きの人にはたまらない話ですね、これは。
普通の派遣社員が、ふと思いついた
大好きな地元のサトウキビで
大好きなお酒を作って飲んでみたい。
というささやかな夢。
それが敵うチャンスが訪れるっっちゅうんだからよ。
そんなこと言ったら、
私だって、
テニスコート作って
その隣でクラブハウス兼オシャなカフェ経営
ってのをやってみたいというささやかな夢あるし(-_-)
そんなことが実現するような、
すんごいチャンスが舞い込んでこないかな~
って思うわよ。
でもそんなチャンスは100%ないから
夢で終わるんだけどね。
マジムの話は実際にあった話を元にしてるらしいので、
これはかなり夢と希望と勇気が与えられる。
その気になれば誰でも夢は叶うのだ、
と思わせてくれる。
めちゃくちゃいい話だった~~。
終盤、スタバで読んでて号泣したやつです。
おばあちゃんがまた、良いのよ~。
「おばあちゃ~~~~ん!!!」
ってなります。
ちょっとした恋愛話も織り交ぜたりして、
読み応えちょ~~あります。
是非、これ読んで、沖縄の風を感じてください。
そして、サトウキビ畑の真ん中で
「おばあちゃ~~~ん!!ありがと~~!」
と叫んだ気になってください。