fc2ブログ

映画 『三度目の殺人』

320_2017092213521953c.jpg



映画 『三度目の殺人』

ある食品加工会社の社長が殺された。
三隅(役所広司)は、自分が殺しました、と自供した。
弁護することになった重盛(福山雅治)は
面会すればするほど、三隅を理解出来なくなっていた。

容疑者が犯人であることの意味、
嘘をつくことの意味、
法廷では真実が語られないことの意味・・・

日本の司法のあり方を考えさせられる
法廷サスペンス。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ん~~~、自己流の説明、これで良いのかしら・・・。


やすお(義父)がこの映画見て
いろいろ語りたくなった気持ちがすごい分かった。

弁護士、容疑者、被害者の家族、
検事、裁判官、

それぞれも思惑が複雑に交差して、

結局、真実なんてどうでも良くて、
けっか、みんなが納得出来ればいいのよ、

って思わせられる結末だった。



ちょっと、ネタバレ・・・・


殺された男の娘(広瀬すず)は
父親から性的虐待を受けていた。
そのこと知った三隅(父親の会社で働いていたがクビになった)
は娘のために殺した。

あ~~~、そうゆうことね~~~。

って思うんだけど、


母親(被害者の妻)が、三隅に対して、
現金50万円を振り込んでいて、
それは会社の不正を三隅に口止めさせるためだった
のだけど、
三隅は法廷で、「母親から殺人を頼まれて、報酬でもらった」
と供述する。

ややこしいよね。

何でそんなことするのか・・・

わざと嘘をついて信用をなくしているのか・・・・。



社長の娘のことを一番に考えてしたことなんだろうけど、
不可解過ぎる。

保険金が下りなくなってしまうだろう、って思うのだけど・・。




でも、もしかすると、娘さんから、
「保険金なんていらない、父親さえいなくなれば」
という気持ちを聞いていたのか、察知したのか。。
それに、母親は虐待のことを知ってて助けてはくれなかった
わけだから、娘は母親のことも好きじゃ無い可能性もあって、
少しおとしめてやろう、って考えだったのか・・・。

しかも、 

性的虐待があった、ということは
絶対に公にしなかったわけで、

とにかく、三隅は、娘さんを守ってあげたかったのか、
と思うしか無い。

そして、三隅は内心、「自分は死んでも良い」
くらいに思っていて、死刑になっても良いと、
前科(殺人)があって、自分にも家族がいたが、恨まれてるし
自分なんか、この先いないほうがまし。
って思ってるのだから、

それですべてが丸く収まる、ってわけ。
裁判官、検察官も・・・弁護士もふくめてだ、
みんながWIN、WINか、っていうくらい。
(実際は、死刑になっちゃうんだから、
 弁護士は負けたことになるのにね~)


三隅はそんな自分が、最後に、
人の役に立てるんだ、という思いが
法廷や面会でのやりとり、駆け引きの
あのなんともいえない真剣な表情に現れてるな、
と思う。

この映画は、その、表情なんだな、
とにかく、福山と役所広司の対面するところの
二人の顔、

これをよ~~~く、見てほしい

という映画だったのかもしれないな~~。



なんか、二人が凄くよく似てるんだ、不思議。



『読めない遺言書』 深山 亮



『読めない遺言書』 深山 亮



傷害事件を起こした後、
ほとんど会うことなく音信不通だった父親が
孤独死したとの連絡が来た。
父が住んでいた部屋を整理に訪れた竹原は、
そこで父の遺言書を見つける。
遺言書には、知らない名前の女に
全財産を譲る、と書いてあった。
その真相を確かめていた竹原は
トラブルに巻き込まれる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


竹原は、自分が中学校の教師であるために、
前科者の父親を見放していた。

教師だからこそ、
自分の中にある卑怯な性格がするせなかったり、
でも、教師として、それなりに全うしていると自負している面もあり、

いろいろと葛藤があったのだ。


そんな中、出会ってしまった、
ボランティアでホームレスに炊き出しをしている女性、
その女性が、父の遺言書に書いてあった人だ。

竹原は、あろうことか、
その女性にどんどん惹かれていく・・・。




恋は盲目ですのね~~。
私なんか、最初からもう、
この女、胡散臭い、って思ったわよ。
(ま、まあそうゆう物語です。)

も~~~、竹原さん、騙されてるよ~~!!

ってイライラしながら読んでた(笑)



父親の遺産なんかたいしてないのだから、
どうして父はそんな赤の他人に・・・。




自分が死ぬとき、
一番に思いを伝えたい人って、
誰だろうね~。
自分が生きた証をだれに引き継いで貰いたいか、
それで自分の人生が誰かに役に立ってくれるなら、
赤の他人だろうがなんだろうが、
活かされるなら良いのでは?


って思う。


父親は、きっと、
自分が全う出来なかった人生を
その人に、夢のために活かして貰いたかったのだ。
自分の時よりもずっと、光り輝く人生にして欲しかった。


のね~~~。


最後にやっと読めたわ、この遺言書。

プロフィール

きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
お気を悪くなさったら
 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚4年目・娘一人】
【K子/幼稚園教諭5年目】
【N子/社会人1年目】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル・享年12才】
【あきら/トイプードル・15才】
【こしず/義母.事務先輩】
【やすお/義父.自営会長】
【R夫くん/R子の旦那さん】
【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
【コブクロ】
【レイクタウン】
【読書】
【映画】
【観劇】
【着物】

仕事の合間に書くので、
土日の更新はあまりないです。

ようこそ!
最新記事
最新コメント
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
おすすめリンク
今読みたい本はありますか?
検索フォーム
QRコード
QR