
『人体工場』 仙川環

『人体工場』 仙川環
大学生の真柴は尿検査で異常が見つかり調べたのだが、
全く身体に異常がなかった。
前に受けた治験のアルバイトが関係しているのでは
と疑い始めた真柴は、一緒に受けた火野という女性を見つけ出し、
一緒に調べ始める。
だが、突然女性は行方不明に。
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人体実験のアルバイトって、どうなんでしょうね。
臨床データを調べるのには欠かせない物なのでしょうけど、
ちょっと恐いよね~。
いくらバイト代が良くても出来ないわ、私は。
でも、お金のない大学生が、
短い時間で大金を稼げるなら、やってしまうかもね。
ネタバレします。
この治験は、何か薬を注射をされて尿を取る、
それだけのことなんだけど。
その尿からある物質が抽出されるのだ。
それは難病を治してしまうものなのだ。
要するに、本の題名の通り、人体工場・・・。
人の体が特効薬を作る工場、ということだ。
もし、自分の家族が命にかかわる難病で、
実は良い薬があるんだけど、それを作るには
誰かの身体を借りなければならない。
自分だけでは大した薬の量にならなければ
他人にお願いするしかない。
それがその人体に全く影響を与えないのであれば
人間を利用してもかまわないだろう、って思っちゃうかもね。
報酬があれば人は集まる。
実験だと思えば一週間くらい拘束しても誰も不思議に思わない。
そゆうことなら、私もやっちゃうかもだよね。
自分も協力するし、誰かに協力して貰うかも。
ただ、医療法に違反してなければの話だけどね。
けっこうありそうな話だよね~。
人間の尿から薬が出来る、って、
胎盤だって良いらしいジャン。
尿なんて捨てるだけなんだから
利用できるならして貰いたいものよ。
まあ、なんか薬を注射されるっていうのが恐いけど。
(この本の場合ね)
家族の命を助けてあげたい
そのためには法を犯してもかまわない
って思うのは、分かる気がするので、
だれも悪くないよな~この登場上人物達・・・。
にしても・・・尿から・・・って・・・。
こしずの唾液はどうかしら???キモっ!!