『君の名は。』とある田舎町に暮らす女子高生の三葉、
東京で暮らす男子高校生の滝、
2人はお互いに不思議な夢を見て、
どうやら2人が夢の中で入れ替わってることに気付く。
三葉の町はある時
いん石が落ちて町ごと破壊されてしまった。
滝はそのことを知り、
どうにかもう一度、過去の三葉と入れ替わって
その事を知らせたい、と思ったのだった。
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観て来ちゃいましたよ~。1人で~~~。
あんまりにもK子が面白い言うから~~。
テレビでもやたらに絶賛してるし~~。
どんなもんかって、
なかなか簡単には説明出来ないね~。
惹かれ合う2人、もあるし、
家族の信頼、もあるし、
友達との絆、もあるし、
なんか、青春時代の悶々とした記憶が、
夢なのか、現実なのか、
それとも、希望なのか、
不思議体験?
ひとくくりにしちゃうとそうゆう事かもだけど、
すごく良かったよ~。
田舎の風景とか、町並みとか、映像も良かったし、
神木隆之介くんの声も、良かったし。
もう一度観たいよ。
シンゴジラももう一度みたい。
どっちももう一度観たい。
『みんな邪魔』 真梨幸子
昔、少女漫画『青い瞳のジャンヌ』は
少女達の心をわしづかみにし、
熱狂的なファンがたくさんいた。
お茶会を開いているオバサン達6人、
『青い瞳のジャンヌ』の登場人物さながら
オシャレをして、コスプレもする、
漫画の妄想に浸って夢の時間を過ごしている。
この6人は『青い瞳のジャンヌ』のファンサイトから選ばれた
熱狂的なファンであり、ファンクラブの運営も行っている役員だ。
そんな中、役員が次々と殺されていく。
それは『青い瞳のジャンヌ』の呪いなのか・・・。
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結局は、
現実から逃避したいと思っているオバサン達が、
心のよりどころを見つけ、妄想に浸り、
でも、心のバランスが崩れてぐっちゃぐちゃになる、
って話だったな~。
お金もないのに無理してお茶会に参加してるオバサン、
旦那のDVに悩むオバサン、
息子の引きこもりに悩むオバサン、
嘘ばかり言ってお金をだまし取るオバサン、
不倫相手の子を身ごもってしまうオバサン。
みんな、どこか、心が病んでる。
だから、何か好きなことに没頭して
のめり込んでしまうのかな。
宗教と一緒だね。
私は今のところ、
心が病んでる、ってことは無いと思うから、
変な集団に引き込まれる事は無いだろうけど、
本当に辛く、現実を見たくない状況に陥ったときは、
何かにすがって覚醒したくなるのかも知れないな。
この物語、最後にびっくりな事実が分かる・・・。
イニシエーションラブみたいな、
「え!そうだったの?」ってやつ。
だから、もう一回読んでしまった・・・。
『ボクの妻と結婚してください。』
樋口卓治
放送作家の三村修治は45才。
妻と小学5年生の一人息子がいる。
修治は人生最後の企画を打ち立てようとしている。
それは、妻の結婚相手をさがす、と言うこと。
修治は膵臓がんで余命6ヶ月と診断されてしまったのだ。
自分が死んだら残された妻と子供はどうなってしまうのだろう、
そう考えた修治は、死ぬ前に何が出来るだろうと、
考えた末に思いついたことだった。
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いい話だった~。
働き盛りの男が突然の余命宣告。
でも、テレビのバラエティなどの番組作りをしている彼は
自分と家族の残りの人生も
おもしろおかしくプロデュースしてやろう、
って前向きに準備し始めるのだ。
自分の愛する妻に結婚相手を・・・ってね、
なかな思いつかないことだよ。
またこの夫婦が良い夫婦なんだよね。
日常生活にユーモアがあって、
いつも笑顔でいる。
夫の仕事が忙しくて会話もままならないけど、
冷蔵庫のおかずとか、財布の中のお札とか、
ちょっとしたところでお互いの存在、
気遣い、ユーモアを感じられる、
そんな見えない何かでつながってる夫婦なのよ。
夫が結婚相談所で見つけた妻のお見合い相手に、
妻の良いところをたくさん教えてあげて、
もう、涙なしではいられませんでした。
夫の計画を知って、妻は最初は激怒したんだけど、
夫の気持ちが分かり、
じゃあ、この際、お見合いしてやろうじゃないの、
って、
夫には内緒に、
お見合い相手と組んで、
本当に結婚してあげるフリをするのだ。
夫は、まんまと騙されて、
妻が、自分が死んだ後も新しい旦那と結婚して幸せになる、
って信じて安心しながら死んでいく。
泣いちゃうでしょ?
カフェで鼻じゅるじゅるしながら読んでましたよ。
これ、ウッチャンナンチャンのウッチャンが主演で
舞台になってたみたいです。
見たかったわ~。