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『やぶへび』 大沢在昌



『やぶへび』 大沢在昌



吾郎はその日暮らしの中年男。
生粋の女好きだが、今は女はいない。
金もない。

そんな中、金に目がくらんで、
国人の女と偽装結婚をした。
戸籍なんてどうなっていようが、
今の暮らしが変わらなければ良かった。

だが、ある日、警察からの電話、
「あなたの奥さんを保護しています。
 記憶がないようです。」
という。

偽装結婚がばれてはならない、
夫のフリをしてその女を引き取ったのだが・・・・。

見たことのない女、
そして身の回りで起こる事件、
こんな混乱を巻き起こした奴はいったい誰なのか。

女が少しずつ記憶を取り戻していく中、
事件はエスカレートししていく・・。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



まさしく、やぶ蛇な出来事。
偽装結婚なんてするから変な事件に巻き込まれるんです。


でも、その中国人の女はどうやら悪い女ではなさそうで、
吾郎はしだいに女が気にかかるようになってくる。
そこはまあ、あるあるね。

真犯人は意外な人だった、
良くある、エンターテイメントサスペンスね。
面白かったです。

あ~~、藤原竜也くんのドラマ思い出す。

そして誰もいなくなっちゃうやつ。

ドラマの展開がどうなっちゃってるんか、
もう、見逃せなくなってる。

誰が味方なのか的なのか・・。

ってところが本の内容と似てる。



なんか、感想文、下手やね。
もうや~めた。



『シンゴジラ』

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『シンゴジラ』


すごいよ~~~、
とにかくこれは見てください。
4Dがいいかもです。
私は時間が合わなくて2Dでしたけど、
N子が4Dで見て感動してました。


これは、日本の大傑作だと思います!


もう、説明するより、見て!


です。




で、あと、



ちょい役でいろんな人出てるから
見つけて楽しむのも良いです。

ちなみに私、
斉藤工だけは確認できました。

『ロクヨン64』後編


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『ロクヨン64』後編

なんか、だいぶ前の話になっちゃいますね、
見たんだけど、感想文書くのが面倒になってました。

いきなり感想ね。



前編が難しくて、もう一度見ないと理解できない感じだったから
理解しきってない状態で見た後編ですが、

面白かった~~~。

普通に、後編だけでも成り立つんじゃないかっってくらいに、
サスペンスどらま一本見ました、って感じでしたよ。

自分の娘を誘拐され殺された父親が
14年の時を経て、犯人を突き止めて復讐する、
ってお話。

まず、誘拐殺人事件が未解決になっていたことが
警察のずさんさやら組織的な隠ぺいやら、
そうゆうのがあるんだけれども、

被害者の父親の14年間にわたる執念がすごい、

事件の時の身代金要求などの電話の声の記憶、
それだけで父親は犯人を見つけ出した。
警察は当てにならない、
なぜならあの声を聞いたのは自分だけだから。

電話帳を片っ端からかけ続けて、
その家の主人らしき人の声だけをしらみつぶしに・・。

すごい執念ですよ。

で、こいつだ!って見つけたときの父親の気持ち。

その電話に使ったのがある電話ボックスの電話だ。
ひたすらにかけまくっていたので
ボタンの数字は消えていた・・・。

執念・・・。

とにかく執念。




でも、死んだ娘は帰ってこない・・・・・・

なんとも・・・・




涙なしでは見られない映画でしたよ。



『青の炎』 貴志祐介





『青の炎』 貴志祐介


秀一は17才の高校生、母と妹との3人暮らしをしていたが、
突然、母と離婚した男が家に上がり込んで住み始めた。
その曾根と言う男は以前から母に暴力をふり、
妹もおびえながらくらしていた。
秀一は曾根を殺したいほど憎んだ。
そして、完全犯罪を思いつき、実行した。
その後、一家に幸せな暮らしが戻るのか。。
家族を思う男子高校生の葛藤と戦いの結末は・・・。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なぜ、別れた旦那が再び戻ってきたのか。
酒飲みで、ギャンブル漬けで、働かず、
傍若無人に我が物顔で振る舞い
家族に恐怖をあたえる最低の男だ。

そんな生活に耐えられなくなったら、
逃げるか、殺すか・・・、って考えるね。

秀一は頭が良く、緻密に完全犯罪を作り上げた。

しかし、そこはやはり高校生、
やはりそうは上手くはいかなかったのよね。
同級生に目撃され、金を要求されたのだ。

一度犯罪にてを染めちゃったらもう後戻り出来ない、
また完全犯罪を考え、その同級生も殺す事にしたのだ。

そんな上手く行くはず無いのよね~。
警察なめんなよ!
って言いたくなったわ。

でも、家族を思ってしたことで、
気持ちは分かるから、
完全犯罪、上手くいくといいのに、って思ったわ、そりゃ。

結局、秀一は追い詰められて、最後は自ら・・・・・

なんだけど、、


お母さん目線でかんがえると少し秀一と思いが違っていた。


曾根は末期ガンだったのだ。
ほおっておいてもまもなく死ぬはずだったのだ。
それをお母さんは知っていて、
温情の気持ちで家にとどまらせていたのでは?
しかも、曾根は秀一とは血がつながっていなかったが、
妹は曾根の実の娘だったのだ。
その事実は本人達も知らなかった。
曾根はどうしようもない暴力男でクズで
殺したいほど憎い男だったけど、
少しは心が通っていて、
最後くらいは実の娘のそばにいたい、
って思ってのことだったのかも知れない。
だったら傍若無人に振る舞わないように、
おとなしくしてたらよかったのにね。

きっと曾根は血のつながらない秀一のことは嫌いだったのかもね、
妹とすごく仲良くしていて、嫉妬していたのかも。

そう考えると、ある意味、
曾根は自分の望みを果たした事になる。

最後は娘のそばにいたい、
秀一を破滅させたい。

その通りになったからね~。



後味の悪いストーリーだった~~~。



あ、これ、2003年に嵐の二宮君主演で映画になってました。






『閃光スクランブル』 加藤シゲアキ



『閃光スクランブル』 加藤シゲアキ


ゴシップカメラマンの巧は
アイドルグループの亜季子のネタを入手し追っていた。
その不倫現場を押さえたその時、事件が起きた。
ゴタゴタの中、巧と亜季子は2人で逃避行する羽目に。

巧は過去に、最愛の妻を事故で亡くしている。
そのことで自分を責めている。
腕の良いカメラマンだった巧は妻が死んでから
カメラをやめたが、稼ぐためにゴシップカメラマンになった。

アイドルの亜季子は、アイドルの顔と不倫をしている裏の顔がある。
そんな自分はこれから先どうすればよいのかが分からない。
心の中の悪魔がいつも目の前に現れては自分に問いかけてくる。

そんな2人の逃避行は、2人の心にどんな結果を与えてくれるのか。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シゲアキの2作目だって、これ。

文庫なので、あとがきに色々書いてあって、
シゲアキ自身の心の葛藤とかも分かって、
なんか、そうゆうのもかいま見られたよ。

どうしても作者本人の生活と近い様な内容になってしまうのかな。
1作目も俳優とかバンドの話だったしね。

(短編集のやつは3作目らしいから、
 だんだんといろんな話を書くようになってたのね。)



またまた、熱中して読んでしまった。
(シゲアキ、ほんと読みやすい)


ネタバレしちゃいます。


カメラマンだった巧は、
街で妻をカメラのレンズから覗いていたところ、
妻が車にひかれて死んでしまったのだ。
自分が写真を撮ろうとしなければ妻は死なずに済んだのだ、
と、自分を責め続け、
しかも、ショックで色盲になってしまったという。

それは精神的な物だったので、
亜季子と関わっていく中で、
だんだんと心の傷が癒えていき、
ラストには巧に色が戻ったと言う話なんだけど。



精神的なショックが大きいと、
この世から色がなくなってしまう物なのですかね~。

胃に穴が開くとか、
一気に白髪になるとかね

そうゆう事は良く聞きますけど、
それが目にくるってことよね。
世の中から色がなくなってしまうとはどうゆう事だろう。
白黒写真・・・・なんか、暗い・・・。

もうそれだけで気持ちも暗くなるし、心が狭く感じる。
視野も狭くなった気がするし、心閉ざしちゃう感じ。

巧は勇気を出して、自分に向き合う決心をして、
色が戻ったんだけど、
その勇気をくれたのは、同じように心に傷を負っている亜季子だった。

傷の舐めあい、って言うけど、
それが必要な時もあるんだよね。

人と人が関わるってそうゆう事よ、
それで心が強くなっていくって事なのよね。



私も人として、人に関わって、
誰かを支えたり、支えられたりして行けるように、

うん、そうやって楽しく生きて行こう
って思う。


プロフィール

きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
お気を悪くなさったら
 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚4年目・娘一人】
【K子/幼稚園教諭5年目】
【N子/社会人1年目】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル・享年12才】
【あきら/トイプードル・15才】
【こしず/義母.事務先輩】
【やすお/義父.自営会長】
【R夫くん/R子の旦那さん】
【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
【コブクロ】
【レイクタウン】
【読書】
【映画】
【観劇】
【着物】

仕事の合間に書くので、
土日の更新はあまりないです。

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