fc2ブログ

『イニシエーションラブ』 乾くるみ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)イニシエーション・ラブ (文春文庫)
(2007/04/10)
乾 くるみ

商品詳細を見る


ピンチヒッターで行った合コンで知り合った彼女との
甘く、純粋なラブストーリー。
時にはけんかもし、嫉妬もし、
いろいろな壁を乗り越えつつも、
若い二人が恋愛を成就し、別れるまでのお話。
と、思いきや・・

最後の一行によって、このラブストーリーの根本が覆される。
私たちは必ず、この本をもう一度読むことになるだろう。






これは面白かった~。

いや、はっきり言って、ストーリーはどうでも良い恋愛ドラマ、
なんだけど、

そんで、途中、所々に、
「ん?あれ?」
って思う事があるけど、
なぜか、
「ん、まあ、こうゆうこともあるかな?」
みたいに淡々と話が進んでいくんだよ。

けっこう根気がいるのよ、話がつまらなすぎて。

でもね~~、これが、
最後の最後に、

「え~~~~~!!
 ちょっと、ちょっと、ちょっと!!
 なに?今まで思ってたのはなんだったんだ~!
 いつ?どこで?何があったの~~!!」

ってなるんだよ。

だから、もう一度読み返したくなるんです。

でも、あのくそつまらないラブストーリー
(もはやタダの日記)
を、もう一度読む気がしなかった私は、
ネットでネタバレ読んでしもたよ~。

あのとき感じた「あれ?ん?なんかへん?」
って思ったことは確かに正解だったってことよね。

人間って、ちょっとのことでは全く疑わないんだな~、
って思ったです。

『水の時計』 初野晴

水の時計 (角川文庫)水の時計 (角川文庫)
(2013/07/17)
初野 晴

商品詳細を見る




脳死と判断された女子高生が
月明かりが照らされてる時だけ、
意志を伝えることが出来るという。
その女子高生の意志のもと、
使える臓器はすべて必要な人に与えるという。
そして、その臓器の運搬を、
ある男子高校生に託す。
女子高生と男子高校生の接点は・・・?






自分がもし、事故などで脳死状態になったら・・。

まあ、出来れば、
生きる望みを強く持っている人に、
臓器を分けてあげたい。

まあ、漠然とはそう思ってる。

とかいっても、保険証の裏に署名はしてないんだけどね。

特に、眼球なんかはあげたいな~って思う。


でもその前に、
この物語のように、
脳死であっても誰かに自分の思いとかを伝えたり、
周りの人の言葉を理解できる方法があるなら、

まあ、臓器をあげる人を自分で選びたい、かな。。。

それじゃなくても、せめて、
どうゆう人に渡ったかくらいは知りたい。
知ってから死にたいね。

お世話になった人や家族に、
感謝の言葉やお別れの言葉も言っておきたい。

いや、臓器提供が出来るなら、
自分の一部がまだしばらく生き続けるんだから、
お別れの言葉とか、そんなしんみりしたことはしなくていいか??

STAP細胞・・・・どうにかなんとか実現してほしいけど、
なんか無理っぽいよね。

とりあえず、

私の体のどれかを、
誰かに使って貰ってもいいように、
日々のメンテナンスはきちんとしよう、と思う。

それが自身の健康につながって、長生き出来るんだから。

もしも、私の眼球を誰かにあげるとしても、
佐村河内には絶対あげな~~~~い!

あ、でも、もう老眼気味だからな~~、
老眼の眼球って、移植出来るの?
角膜??・・なんだかわからんけど、
あ~素人にはよく分からないね。

脳死にならないように、事故だけは気をつけよう。

『シルクドソレイユ・オーヴォ』

『シルクドソレイユ・オーヴォ』

見てきました~~!!


繧ェ繝シ繝エ繧ゥ_convert_20140509153406


すごかったよ~~~!!

とにかくすごかった!!!




席も良かったから、大迫力で見ることが出来た!!





人間の出来る技の限界に挑戦・・って感じ。





中国雑伎団、的な。





シルクドソレイユは、毎回テーマを決めて
今回は、昆虫、だったよね。


もうね、そんなのはどうでもよくて・・
(すごく考えてた人には悪いけど)

とにかくこのサーカス団?大道芸?の方々の動きに感動した~。






前に見た『クーザ』も良かったし。







すごいね、シルクドソレイユ!!

『火の粉』 雫井脩介

火の粉 (幻冬舎文庫)火の粉 (幻冬舎文庫)
(2004/08)
雫井 脩介

商品詳細を見る



元裁判官、現在大学の講師をしている梶間勲が、
二年前、殺人事件の裁判で無罪を言い渡した男が、
突然、隣の家に引っ越してきた。
何かと世話を焼いてくれたり、家族に良くしてくれたりしているのだが、
同居している梶間の長男の嫁だけはその男を胡散臭いと感じていた。
ある時、寝たきりのおばあさんが自宅で亡くなった。
食べ物をのどに詰まらせての事故と断定されたが、
その頃から、梶間家では不可解なことが起きるようになる。
同時に、近所で不審な男がウロウロしているのを見かける。
一体、隣の男は本当にいい人なのか、それとも・・・。
そして、不審者は何者なのか・・。







最近もあったよね、えん罪事件。

その被疑者になってしまった人のその後の人生とか、
考えると大変なことよね。

もし、本当にやってないのだとしたら、かわいそう。


でも、実は本当に犯人なのに、無罪とされてしまった犯人がいたとしたら、
それは恐ろしいこと・・。

その裁判で無罪を言い渡した裁判官と、被告人が
後に再会し、仲良くなるようなことが本当にあるのかしら。


あるかもね~~~。


この物語は、
元裁判官の妻の目線と、
元裁判官の長男の嫁の目線
でほとんどが構成されてる感じ。

見えない何かに家族が脅かされていく恐怖が
すごく面白かった~。


近所に住むすごく人のいい人って・・・・。




今一度、



皆さんのお隣に住む人が、



本当にいい人か・・・



疑ってみては・・・・?







なんちって。




プロフィール

きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
お気を悪くなさったら
 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚4年目・娘一人】
【K子/幼稚園教諭5年目】
【N子/社会人1年目】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル・享年12才】
【あきら/トイプードル・15才】
【こしず/義母.事務先輩】
【やすお/義父.自営会長】
【R夫くん/R子の旦那さん】
【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
【コブクロ】
【レイクタウン】
【読書】
【映画】
【観劇】
【着物】

仕事の合間に書くので、
土日の更新はあまりないです。

ようこそ!
最新記事
最新コメント
カレンダー
04 | 2014/05 | 06
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ
おすすめリンク
今読みたい本はありますか?
検索フォーム
QRコード
QR