
『その日までサヨナラ』 山田悠介

![]() | 【文庫】 その時までサヨナラ (文芸社文庫) (2012/02/02) 山田 悠介 商品詳細を見る |
久しぶりの感想文やで~~。
『その日までサヨナラ』山田悠介
妻と息子と別居中の悟は、その時愛人と過ごしていた。
突然、妻が列車事故で死んだと告げられ、
悟は息子の裕太を一時引き取ることになった。
家のことは何も出来ない悟、子供のこともほったらかしだったが、
ある日、見知らぬ女が家に上がりこんでいた。
妻の友人と名乗るこの女は、図々しく家のことをやりはじめ、
それを悟にやらせようと必死になる。
なにか不思議な感じがするこの女、
いったい何者なのか。
ホラーなミステリー。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この人ね、山田悠介。
『リアル鬼ごっこ』の人。
これだったら読みやすい、簡単、面白い。
たぶん、もう相当な数、
この人の小説読んでると思う。
『レンタルチルドレン』なんか、
ヤバ過ぎて驚き。
でも、これはそこまですっ飛んだ話ではなく、
ちょっとウルって来る話だった。
仕事ばかりで家のことも子供のことも全くかえりみない夫だが、
別居しながらも、夫のことを気に掛けていた妻。
突然事故で亡くなって、しかし、魂は残った。
たまたま居合わせた霊能者の体をかりて、
息子と夫の元に戻ってきたのだ。
夫が一人で息子を立派に育てられるようにと、
厳しく、家事や子育てを教育していくのだ。
あれ、あのドラマ思い出したよ。
反町 隆史、が雑誌記者の訳で、息子と二人で暮らすやつ。
あれは奥さんは生きてて、旦那が最後に死んじゃうんだよね。
あれも泣ける話だった~~。
そうそう『グッドライフ』。
似てる。
山田さんの物語にも、こんな感動的な話あるんだね。
ちなみに、
『リアル鬼ごっこ』とか、
『レンタルチルドレン』は、
ブログ始めるず~~っと前に読んだので、
感想文はありません。


にほんブログ村