ネット社会、不特定多数の人がネットという物を利用するようになり、
メールなど、顔を見ず、声も聞かすににコミュニケーションがとれるようになった。
それを利用して楽しくいろんな人と趣味の話や、恋愛の話などが出来たり、
逆に悪用する人も出てきた。
そん中、ネットの中では女として参加し、
ちやほやされることを楽しんでいた青年がいた。
しかし、その青年の周りで殺人事件がおこる。
ネット社会における若者の心の揺れ動きを描くミステリーだ。
この話は、インターネットという物が世間に知られるようになったあたり、
まだ、通信料が2万、3万と、費用がかかる時の話だ。
よく言われる出会い系サイトのことだと思うが、
それで悪いやつは詐欺をしたり、強姦したりする。
KAHORUというハンドルネームだったため、
女だと思いこんで言い寄ってくる男をもてあそんでいた青年。
3浪していて、悶々とした日々を送っていたこともあり、
そうゆうことでうっぷんを晴らしていたのだろう。
会いたい、と言ってきた男と会う約束をしたが、
その男が殺された。
自分は関係ない、殺されるほうが悪いんだと、
自分は悪いことは何一つしていないと言い聞かせる。
しかし、犯人は思いも寄らない人物だった。
ネットというのは凶器なんだ、とつくづく思い知らされる話だった。

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