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『オール』 山田悠介

オール (角川文庫)オール (角川文庫)
(2009/11/25)
山田 悠介

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田舎を離れ、東京の一流アパレルメーカーに就職した健太郎は
退屈な仕事に飽き飽きしてしまい、1年も経たずに辞めてしまった。
偶然見つけたアルバイトのビラ。それは俗に言う「何でも屋」だった。
そこで働き始めた健太郎は、奇妙な依頼をうける。
その依頼を引き受けた健太郎達が見つけた物とは?





読み終わって、「え、これって山田悠介の本だよね?」
と疑ってしまった。

山田悠介といえば、
・リアル鬼ごっこ
・レンタルチルドレン
・スイッチを押すとき
・親指さがし
・あそこの席

に代表する、ちょっと怖い現実ばなれしたような話
が特徴だと思ってたので、肩すかしにあったような気がした。

怖い話ではない。

一人の若い青年が、自分が本当にやりたいことは何なのか、
いろんな人との出会いによって、見いだし、成長していく
って話だった。

ちょっとだけ涙もあり、ちょっとだけスリルがあった。



ん~~~~・・・・


でもやっぱ、物足りなかったな~~~。
すぐ読み終わっちゃったし・・・。


ここ最近、刺激的なのを読み過ぎてるからか?


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『殺戮にいたる病 』 我孫子武丸

殺戮にいたる病 (講談社文庫)殺戮にいたる病 (講談社文庫)
(1996/11/14)
我孫子 武丸

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東京の繁華街で起きた連続殺人。
それはとんでもなく猟奇的な犯行だった。
犯人の蒲生稔は、死体を愛することが本当の愛と気づき、
次々に行きずりの女性をホテルに誘い殺して行った。
被害者の妹と、元刑事とで、犯人をつきとめるが、
その犯行の現場を目の当たりし、愕然となる。
それは読む人も衝撃的な叙述トリックに騙される。





ヤバイです!これはヤバイ!!

グロテスク過ぎて、ヤバイです。
この犯人、ただ殺して死体とSEXするだけでは満足できなかった。
本当は、死体を持ち帰って、家でも死体と愛し合いたかったのだ。
でも家族の居る家に死体を持ち込むわけにはいかないからと、
なんと、乳房と性器を切り取ってビニールに入れて持ち帰り、
それを使って何度も何度も自慰行為をしていたのだ。
しかも、ホテルで犯行を侵して死体と愛し合ってる場面を8㎜ビデオに
録画して、それを見ながらやるんです。

気持ち悪い!!

前回読んだ、寄生虫の話より、さらに気持ちが悪くなる話だったよ。

しかも、この犯人の母親が、息子の異変に気付いて行動を探っていくんだけど、
この母親の心境や行動が、読者をだまし続ける事になってるんだよね。



ここからはネタバレなので、
知りたくない方は読まないでね。





母親は、息子の様子がおかしいことに気付き、息子の行動を
見張る様になるんだけど、やればやるほど、息子があやしい。
あの、凶悪犯が、まさかうちの息子?
ほとんど確信に迫って、次の犯行現場に行き着いたのだが、
息子は殺されてしまったのだ。
凶悪犯だった息子、しかも殺されてしまった。
その日、ほとんど夢遊病のように家に帰った母親が見た物は、
夫が、自分の母親とSEXしている所だった。
死体となって冷たくなっている義母と。


前回のと同様、わたし、これ2回読みました。
最初はてっきり息子が犯人のていでずっと読んでいたので、
頭ごちゃごちゃになってしまった。
2回目は夫が犯人のていで読んだ。

いや~~騙されてたな~~。

自分が愛すべき人を見つけるためにいろんな女性を殺してSEXしても、
どれも違う、いったい自分は誰を愛せば良いのか?
ホテルで息子に犯行を見られ、息子を殺してしまった。
そこでやっと気付いたのだ。自分は母親を愛したかったのだ。
息子を殺したその足で、家に帰り、母親を殺し、その死体と
SEXする。女房に見られていても、全く気付かない。
死んだ母親の上で、腰を動かし続け、至福の時を存分に味わったのだ。

やばいだろ~~これは~~~・・・。


息子の異変は、父親の異変に気付いての異変だったのだ。
しかし、妻は何故夫の異変に気付かなかったのか・・。
息子が気付いたのに・・。

私にも当てはまる所あるな~~。
子供のことには興味をもって、いろいろ詮索したくなるけど、
旦那については、以外と無関心だったりするもんね。
結婚生活も20年近くなってしまうと、旦那が何処でなにをしようが、
小遣いの範囲で、変な病気持ち帰らなければ、
好きにしてもらってぜんぜん構わないわよ。なんて。


きゃ~~~、旦那が何処で何してるか、


まさか、うちの旦那に限って・・ねぇ~~・・。


娘達よ、パパの異変に気付いたら
ママに教えてね。よろしく~~。


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すごい簡単!

専門学校のオープンキャンパスに付き添ってきました。


被服系の専門学校だから、
体験授業が、手提げ作り

「もし良かったら、お母さんもどうぞ。」
って言われたので、私も一緒になって作った。

手提げなんか、子供の幼稚園のバッグから始まり、
今まで数え切れないほど作ってきましたからね。

目つぶっても作れちゃいます。(嘘です。)

私一人、暇そうにしてるのを見かねて、

先生が、「お母さんはボレロ作りませんか?」

と。

で、

これ。


ぼれろ

ちょ~~~~簡単!!!


長方形に切って、袖になるところを開けてあるだけ!!


着てみたら、かわいい!!(あ、ボレロがね)


こうゆう生地って、高いのよ~。
出来たの買っちゃった方が、作るより安い。

これは、タダで頂いたので、お得しちゃいました。



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『孤虫症』 真梨幸子

孤虫症 (講談社文庫)孤虫症 (講談社文庫)
(2008/10/15)
真梨 幸子

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憧れの高層マンションに住む主婦、麻美は、
別のアパートを借りて、そこで複数の男と曜日を決めて
不倫をしていた。
ところが、その関係を持った男達が次々に謎の病で死んでいく。
そしてその病は自分にも・・・。
高層マンションに住む主婦達の謎の行動。
麻美の秘密。
ラストには衝撃の事実が語られる。




これは2回読みました。
なぜなら、主人公の気持ちになって読んでいたのに、
後になって、実はこの主人公が主人公じゃなかった、
って事になって、頭が混乱してしまったから。

こうゆう話、世にも奇妙な物語で見るよね~。
もう一度、読み返してみたら、理解できましたよ。

読んでる間、食欲がなくなるくらい、気持ちが悪くなった。
まあ、要はSEX(肛門系)によって感染してしまう病気で、
何人もの人が亡くなってしまうんだけど、
その、病気が、寄生虫なのよ~。
女の人に寄生して、その卵が肛門に付着して、
それを男が飲み込んだ場合、卵が男の身体で幼虫になり、
それが体中にコブを作り、死んでいく。
しまいには、この卵が、マンションの下水の配管から、
マンション中に行き渡ってしまい、無差別に感染してしまう。

マンションの人みんな死んじゃうよ~。
どうすんのよ~!
って所で物語は終わってしまうので、
悶々とした気持ちだけが最後に残ってしまう。

この寄生虫(有鉤条虫)は、豚や鶏の生肉に付着してるもので、
ちゃんと焼けば大丈夫。
普通なら、飲み込んでも、腹痛や下痢に襲われるだけなのだが、
この物語の場合、インフルエンザにかかった事で、
奇形遺伝子の卵が作られてしまった。
それがとんでもない悲劇の連鎖を引き起こしてしまった。

という、あり得ない話だったから、まあ、良かった。

豚肉や鶏肉が食べられなくなっちゃう所だったよ・・。

あり得なくもないか・・・。

ああ、怖い怖い・・・。



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リンゴがたくさんあると作っちゃいます。

またまた、リンゴたくさんもらっちゃったので、

りんご23.12.13

手作りアップルパイ!
またまた作っちゃったよ。
今回はりんごが多いので、
小麦粉とバター1.5倍にして
たくさん作った。

パイ23.12.13



第二弾・・・グラタン皿と、なんか適当に包む系で。
パイほか



パイ生地が、まだ余ってたから、
次の日、ウインナーを包んでトースターで焼いて食べた。

うまかった~~~・・。

ちょっと油(脂)取りすぎた・・・。




声が聞こえた・・・。
「ママの作るアップルパイは何処のよりも美味しいね!」



あ、自分で言ったんだった。・・・。


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『九月が永遠に続けば』 沼田まほかる

九月が永遠に続けば (新潮文庫)九月が永遠に続けば (新潮文庫)
(2008/01/29)
沼田 まほかる

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元夫の後妻の娘の彼氏との情事を重ねていた佐知子。
その日もその男と会っていた。
それは突然で、前触れもなく起きた。
息子が軽装で何も持たずに失踪。
さらに、男も事故死。
佐知子の身の回りで不可解な事件が二つ。
何か関係があるのか?
元夫夫婦、後妻の娘と彼氏、そして息子の周りの人たちの
関係が明らかになっていく。



これは、ただのミステリーではあるんだけど、
推理すればよいだけの話ではなかった。
いろんな登場人物が出てくるんだけど、みんな、何かしら
心に傷があったり、ゆがんでいたり。
だから、犯人がいったい誰なのか、事故なのか、
息子はどこにいるのか、が、全く読めなかった。

佐知子の元夫は精神科医。患者であった後妻は、16歳の時に
兄と共に誘拐され、兄の目の前で強姦され、痛めつけられ続けた、
という過去があり、その数年後にも、レイプされてしまう。
精神的におかしくなってしまった彼女を守ろうと、
元夫は佐知子と離婚し、再婚した。

この後妻は、とてつもなく綺麗で、魅力があって、
周りの男達をいろんな意味で狂わせてしまうような、
何かを持っているのだろう。
自分でも気付かない、何かだ。
しかもそれは、娘の冬子にも受け継がれていた。
この二人を取り巻く男達が、なぜ取り乱してまでその
女達を守ろうとしてしまうのか。

美しいって、罪だ。

そうゆう女に狂ってしまった男達に、また周りの人たちは
振り回されてしまい、しまいには不幸になってしまうのだから。
ああ困った。


いろんな事情があるにせよ、自分を犠牲にして、
周りの人を不幸にしてまでもその人の所に行ってしまうなんて、
やめとけばいいのにね~~~。

と思うような話でした。



そして、犯人というのは、またこれが「あんたか!」
って感じ。


このミステリーは、犯人探しよりも、他の所に興味が行くようになってたな~。
犯人はどうでもいいよ!こっちが気になる!みたいな。



読み応えあったし、今後も気になる。


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プロフィール

きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
お気を悪くなさったら
 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚4年目・娘一人】
【K子/幼稚園教諭5年目】
【N子/社会人1年目】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル・享年12才】
【あきら/トイプードル・15才】
【こしず/義母.事務先輩】
【やすお/義父.自営会長】
【R夫くん/R子の旦那さん】
【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
【コブクロ】
【レイクタウン】
【読書】
【映画】
【観劇】
【着物】

仕事の合間に書くので、
土日の更新はあまりないです。

ようこそ!
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