『いなくなった私へ』 辻堂ゆめ



『いなくなった私へ』 辻堂ゆめ


シンガーソングライターで人気絶頂だった上条梨乃は
ある日、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ます。
じぶんがなぜそこにいるのか記憶が無く、
すれ違う人が自分を見ても、上条梨乃と認識していない。
なんと、自分はマンションから飛び降り自殺していたのだ。
唯一、自分を分かってくれる優斗という青年と出会い、
二人でその死の謎を解いていく。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自分は死んでいる・・・・
だけど、ちゃんと、ここに生きている。。。
全くの別人として・・・。

な~~んてことが突然起こったら、
ど~すんのでしょう。。。


この主人公は有名人だったから、
死んだことが大々的にテレビのニュースで流れてて、
世間の憶測がまるで違った見解になっていることが分かって、

違う!!そうじゃない!!!

ってところから真相に迫っていったんだけど。


唯一、自分を分かってくれる人が二人いた。
それはまるで赤の他人
優斗ともう一人は小さい男の子、なんだけど、
同居しながら協力しあっていく。

面白い話でした~。

ある物質によってそんな不思議なことが起こることが分かるのよ、
サスペンスだと思ってみてたけど、
途中で、ファンタジーだったか~~ぁ
って頭を切り換えて読むというね。

ファンタジーミステリー好きの私には
グイグイと心引っ張られていったわけで。



最後には、

自分はもうこの世にいないけど、
新しく生まれ変わった自分で
人生をやり直すって前向きなラストだったから良かった。

『殺人の門』 東野圭吾





『殺人の門』 東野圭吾


子供の頃、祖母が亡くなったのをきっかけに、
家族がバラバラになり、裕福だった家庭が崩壊した。
そんな不幸な生活を送っていた僕は、
唯一の友人だと思っていた男に裏切られたことを知った。
そんなはずはないと思いつつも、
そいつのせいで何度も自分の身に不幸なことが起きた。
殺したい、とずっと思っているのに、殺せないのはなぜか・・。
それには、殺人の門があり、その鍵を手に入れたとき、
人は人を殺すことが出来るのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


読みやすいね~~~
やっぱり、東野圭吾ですね~~
あ~~~読みやすい。

東野圭吾あるある、
ひどい裏切り、綿密な計画、嘘、二つの顔。

人を信じられなくなるやつです。


信じては裏切られ、
指摘しても言い返され、自分が悪いことにされてしまう。
言葉巧みに近寄ってきては、
ズルズルと蟻地獄の罠にはめられてしまう。

あいつが俺を騙した?
いや、俺がおろかだったからだ、
もう、二度と、あいつの口車には乗らない。

って思っても、ズルズルズルズル・・・・

負の連鎖が永遠と・・・・



最後には、決定的なことが分かって・・・。

やっと、殺してやりたいという殺人の門が開かれたのだ・・・。


もっと、早く殺してれば・・・・ここまでにはならなかったのにね。


殺人を犯す、というのは
ホントに、よっぽどのことじゃないと出来ないし、
逆に、ほんの少し、カチャッ、っとスイッチが入るだけで
自分でも信じられないくらい簡単に猟奇的に殺せる、

その、スイッチは、誰しも持っている物なのだろうか・・・。


な~~んて、思っちゃう。



という、なんとも、後味の悪いお話でしたよ。

でも、のめり込んじゃって、
あっという間に読み終わった。


『ケモノの城』 誉田哲也



『ケモノの城』 誉田哲也

警察に「私を保護してください」という電話がかかってきた。
現場に着くと、10代と思われる少女が明らかに暴行され、
着の身着のままの姿で立っていた。
監禁されていたらしく、逃げてきたのだ。
調べていくうちに、他にも、女性が一人いることが分かる。
一体、そこでは何が行われていたのか・・・。
史上最悪な監禁殺人事件が、ここで明らかになる・・・。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これは、日本で実際に起きた事件がモデルになっている。
2002年に北九州市で起きた凶悪監禁殺人事件だ。

本の内容がすべて事実というわけではないが、
おそらく、それくらい残虐なことが行われていたのだろう。



って、思いながら読んだけど、
サイコパスな人間が、自分の思い通りに人を操って、
傷つけて、いたぶって、服従させ、レイプし、
最後には殺すに至るほどのリンチ。
目をふさぎたくなるような内容が、次から次へと・・・。

たぶん、私、
読んでるときの顔、やばかったと思う。
眉間にしわ寄って、痛い気分になって涙目になってたと思う。



虐待を受け続けていると、
精神がおかしくなって、多重人格とかなったり、
逃げられるのに逃げないとか、
そんなふうになるみたいだけど、

それならまだマシ、というか、

もしかしたら、やられていた自分が
今度は加害者になってしまう、
ってことが起きるのだ。。。

そこまで精神がおかしくなる、と言うか、
そうゆう性質が感染すると言うか・・・。

自分も人を傷つけて楽しむようになってしまうのか・・・って。



とにかく、これが、
本当にあった話かもしれない、
って思うと、ぞっとする話だった。

『忘れられた巨人』 カズオ・イシグロ





『忘れられた巨人』 
カズオ・イシグロ



ある老夫婦は、家を出た息子に会いに行くために
旅に出た。
霧の魔術のせいで国じゅうの人々は
記憶が曖昧になっている。
息子に会いに行く途中に出会った、
霧の根源である獣を退治しようとする若者と出会い、
その手伝いをしようと、夫婦も一役買って出る。
夫婦は息子に会いにゆけるだろうか・・・



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


てな感じで良いのだろうか・・・説明・・・・。

もうね、もっと翻訳を単純にして欲しいもんだ。

すごくわかりにくかった~。

読み終わった後、ネットで解説も読んだわよ。

自分の理解力がどれほどだったのか確かめる意味で。

まあまあ、おおざっぱには理解していたけど、

さっきの説明が全部です、な感じ。

細かいところは全くよく分かってません。




夫婦の愛情の話でもあるけど、
国と国、民族と民族の戦いの話でもあって、
その狭間に、獣の存在があって、
それは民族同士の争いを一旦止めている物であるし、
人々を惑わせてる物である。
退治すべきなのか、すべきでは無かったのか・・・。

その答えははっきりしないで終わるんだけど。。。



忘れられた巨人、ってタイトルのこと、考えてみようか。



あ~~分からん・・・。




そんな感じになっちゃうお話でした(笑)


疲れた~~、次は簡単なやつ読みます(笑)

『永い言い訳』 西川美和



『永い言い訳』 西川美和


幸夫は妻を不慮の事故で亡くしたが、
実はそのとき自宅に女を連れ込んでいた。
有名作家でもある幸夫はマスコミに悲劇の夫と
言われるが、罪の意識もあり、微妙な心持ちだった。

そんなとき、妻と一緒に亡くなってしまった妻の友人の夫から
2人の子供の面倒を見て欲しいと頼まれた。

子供のいない幸夫が、母親を亡くした2人の子供との関わりで
何かを感じはじめる・・・。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


はい、最後の方はやはり、泣いちゃいました。


幸夫は妻との関係がぎくしゃくしていたし、
どうも、家族の絆とか、愛情とかには
疎い性格だったから、

急に、子供の面倒を見るなんてことになっても、
さて、どうしたもんか、
なんだけど、

それがまた、お母さんを失ってしまった子供たちには
ちょうど良かったのかもしれない・・・。


可哀想な子と思わず、
そばにいてあげてるだけで、
お互いに良い距離感で、
互いを尊重しつつ、
互いに成長する心。。。


って感じかな。


自分は妻に愛情を注ぐことが出来なかったけど、
この子供たちと父親から何かを学んだ、

これからもずっと、この家族との関わりを持ちながら、
自分も、人間らしく、心で人と向き合える気がする。



そんな終わり方だったね。



作家としてスランプに陥っていた幸夫は
今までとは違った目線で書いて行けそうだ。



なんか、これ読んで、海老蔵と子供たちのことを思い出した。
幼い子供が、母親を亡くして、
でも、父親は忙しく、実際に面倒を見ているのは
親では無いことが多いだろうな、って思うから

でも、子供って、両親から深~~い愛情をもらっていたら、
しっかりとした心を持っていて、
小さいながらも事実を受け止めて、
立派に生きていけるのかな、
と思う。

海老蔵の子供たちも、
周りの大人たちに助けてもらいながら
きっと、立派な大人に成長してくれると信じたいです。




『ローラ、叫んでごらん』 リチャード・ダンブロジオ



『ローラ、叫んでごらん』 
リチャード・ダンブロジオ



まだ一歳だったローラは
両親からの虐待でフライパンの上で焼かれた。
なんとか命はとりとめたものの、
12歳になった今も、
人と関わることを怖がり、
一言もしゃべることが無かった。
施設でローラを見た、ある臨床精神科医は、
ローラを助けてあげたいと申し出た。
それから、ローラと医師との根気の治療が始まった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フライパンで焼かれた女の子
と聞いて、読まずにはいられなかったです。

見たわけでは無いので
文章から想像して、
どんなに残酷なことか、
そして、その子の将来はどうなっちゃうのか、
考えるだけで胸が痛くて、

でも、一縷の望みが、
ローラのこれからの人生を
180度違った物にしてくれる?

という前向きな気持ちを持って
その治療の成り行きを読んでいった
んだけど、

これ、実話だから、
すごいな~って。

この精神科医の先生、すごい。

頭では分かっていても、
さすがに、そんなにも心が崩壊してしまっている人を
相手にするのは、相当難しいだろう。

だけど、ほんとに粘り強く、
時には思いきりよく、
時には立ち止まり、
三歩歩いて二歩下がるみたいな・・・。
深い愛情を持って、
絶対に見捨てない、裏切らない気持ちで
親よりも誰よりも強い気持ちを与え続ければ
どんなに壊れた精神でも
安定した、平常な精神に戻してあげることが出来るんだな、

って思った、

とはいえ、

私にそれが出来ますか、
っちゅったら、
無理だと思うわ~。。。

『羊をめぐる冒険』 村上春樹





『羊をめぐる冒険』 村上春樹


友人から送られた写真を雑誌に使ったことで、
僕は冒険の旅に出ることになってしまった。
その写真には羊が写っている。
その羊を巡って様々なことを知らされる僕だが、
何のために僕は旅をさせられているのか。
僕は結局、何を失って、何を得たのだろうか。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


やっぱり村上春樹ですね~~~。

一番の感想は、よく分からない、のが正直です。



でも、その世界にどっぷりと浸かってしまう私がいて、
なんかモヤモヤしてるんだけど、
最後にはさっぱりしたようながっかりしたような、
変な気分になるんだよね。

それが村上春樹なんかな~~。


私が小説家になってとしても、
絶対に思いつかない発想。

この物語は、

その特別な羊は、欲望や悪や富で、
それは人の身体を借りていて、
自由自在に思うままに生きていく魂
みたいな物で、
(違うかもだけど)

それは永遠に葬らねばならない、と考える人がいて、
反対に、それを手に入れて世界を制圧してみたい、
と思う人もいる、

下手をすると、その羊を巡って戦争がおきる可能性もある
のではないかと思うのだ。。。
(たぶんそうゆうこと)

だから、ここで、主人公の僕を利用すべく、
企んでる人が近寄ってきて、旅をさせられるんだけど、

そこはまた、春樹のワールド全開で、

羊を破滅させたいと思う人が幽霊として現れて、
僕にその羊の破滅を手伝わせるんだよ。


ほら、もう、訳分からんでしょ?


だけど、そのワールドにのめり込んでしまうのです。


現実逃避したくなったら村上春樹なんですかね~~。
それを今回初めて強く感じた話だった。。。


『美しき凶器』 東野圭吾




『美しき凶器』 東野圭吾


日本の元有名アスリート4人、
ある屋敷に侵入し、あるものを盗もうとしていた。
あるものとは、かつてのドーピングの証拠だ。
だが、家主に見つかってしまい、
4人は家主を殺し、屋敷を放火してしまった。
しかし、その後、
何者かによって、4人のうち2人が次々に殺されてしまう。
それは、とてつもなく強靱な身体の持ち主。
いったい、その人物にはどんな秘密が隠されてるのだろうか。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


読みやすかった~。

安定の東野圭吾ね。

東野圭吾は、時々入れたくなる、
インターバル的な感じだよね。



この物語は20年前に書かれてるみたいだから、
まだ、携帯も出てこない時代で、
ドーピング、という言葉すら、なじみがなかった時代
だったのでは・・・?

そんな中、凄い内容だったわ。

4人のスポーツ選手、競技はバラバラだが、
ある一人の研究者によって、極秘にドーピングがなされていた。

それぞれ、その性質に合ったやり方でのドーピング。
当時は検査でかいくぐれていたので、発覚しなかったが、
4人が引退してしばらくたって、いよいよ、それが発覚しそうになっていた。

華々しい記録と名誉を手に入れていた4人なので、
過去のこととはいえ、発覚を恐れていたのだ。

研究者の先生の自宅で証拠となるデータを盗もうとしたのだが
上手くいかなかった。

火事になってそれは燃えてしまったと安心していたが、
その、一部始終をある女に見られていたのだ。

ネタバレします。

女は、さらなる新しいドーピングの実験台にされていて
屋敷の離れにかくまわれながらトレーニングしていたのだ。
なぜだか、女は、研究者の先生の死を知り、
4人に復讐をするのだ。

なぜだか、、、っていうのは、
最後に分かるんだけど・・・・。

切ないことでしたよ。

女のドーピングというのは、

妊娠すると体内で発生する成分が、・・・・
あれ、なんだっけ??
読み直すのめんどくさいから割愛するわハハハ。

とにかく、妊娠しては堕ろし、妊娠しては堕ろし、
を繰り返して、とんでもない肉体を作り上げる、
というものだった。

すげ~~~怖くない????

その妊娠がね~~、結局、
その研究者の子だったってことよね~~~。。。
愛し合っていたのかもしれない、
ってことよ。

でも、産ませてはもらえなかったわけで。。。

そのなんとも言えないむなしさが、
最後の最後に、胸にズドンっと来たね。

今でも、知らないところでドーピングの研究は行われてるのだろうか。。。
化学と化学のいたちごっこ。
アスリートが記録を出し続けるって、大変だよね~~。。。

県大会に出たよ~って言ってるくらいがちょうど良い。と思うわ。

『読めない遺言書』 深山 亮



『読めない遺言書』 深山 亮



傷害事件を起こした後、
ほとんど会うことなく音信不通だった父親が
孤独死したとの連絡が来た。
父が住んでいた部屋を整理に訪れた竹原は、
そこで父の遺言書を見つける。
遺言書には、知らない名前の女に
全財産を譲る、と書いてあった。
その真相を確かめていた竹原は
トラブルに巻き込まれる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


竹原は、自分が中学校の教師であるために、
前科者の父親を見放していた。

教師だからこそ、
自分の中にある卑怯な性格がするせなかったり、
でも、教師として、それなりに全うしていると自負している面もあり、

いろいろと葛藤があったのだ。


そんな中、出会ってしまった、
ボランティアでホームレスに炊き出しをしている女性、
その女性が、父の遺言書に書いてあった人だ。

竹原は、あろうことか、
その女性にどんどん惹かれていく・・・。




恋は盲目ですのね~~。
私なんか、最初からもう、
この女、胡散臭い、って思ったわよ。
(ま、まあそうゆう物語です。)

も~~~、竹原さん、騙されてるよ~~!!

ってイライラしながら読んでた(笑)



父親の遺産なんかたいしてないのだから、
どうして父はそんな赤の他人に・・・。




自分が死ぬとき、
一番に思いを伝えたい人って、
誰だろうね~。
自分が生きた証をだれに引き継いで貰いたいか、
それで自分の人生が誰かに役に立ってくれるなら、
赤の他人だろうがなんだろうが、
活かされるなら良いのでは?


って思う。


父親は、きっと、
自分が全う出来なかった人生を
その人に、夢のために活かして貰いたかったのだ。
自分の時よりもずっと、光り輝く人生にして欲しかった。


のね~~~。


最後にやっと読めたわ、この遺言書。

『R・P・G』 宮部みゆき

プロフィール

きゃろたんと

Author:きゃろたんと
1970年生まれ(女)
感じた事を書きます。
毒舌けっこうあります。
お気を悪くなさったら
 ごめんなさい。

★主な登場人物
【R子/結婚2年目共働き】
【K子/幼稚園教諭3年目】
【N子/大学3年】
【パパ/同い年.自営社長】
【桜子/トイプードル享年12才】
【あきら/トイプードル】
【こしず/義母.事務先輩】
【やすお/義父.自営会長】
【R夫くん/R子の旦那さん】
【K彼くん/K子の彼氏)
★好きなこと
【コブクロ】
【レイクタウン】
【読書】
【観劇】
【着物】

仕事の合間に書くので、
土日の更新はあまりないです。

ようこそ!
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